このGPではとうとうピーターソンも旧型カウルになってしまった。 両車ともチンスポイラーの留め金は長いタイプ、フロントノーズ上には長いガーニーフラップ。フロント前2輪付近のスタビライザー調整の円形パーツは付かず、後2輪にはエアインテークが付いている。ウイング支持板につくラジエーターは右側。

グランドホテル・ヘアピン(当時は停車場コーナー)をまわるデパイユ。

予選時のピーターソン車、フロントカウルのエアインテーク内部はデパイユ車と違い、ブラックに塗装されていないようだ。決勝と違い、カーナンバーは斜めを向いている。

これも予選時、まるでウィング上面板がなくなり内部の構造材がでてしまったかの様なものが着いている。

予選時は様々なモデファイが施され、のぞき穴上切り抜き無しのバージョンもある。フロントカーナンバーは貼られていないようだ。(KK)

これも決勝、コクピット前面にフリップが付いているのが分かる。注意したいのはリアウィングのエルフのロゴがデパイユとは反対になっている所だ。

同じく予選時のデパイユ車。リアウィングフラップ支持は76年型の1つから2つになっている。またスペインGPと同じくフロントカウル上面左右のGOODYEARロゴは無く、ピーターソン車と違いミラーも一体型である。

路面が濡れている様子から予選時のデパイユ。ピーターソン車と違いカーナンバーは真っ直ぐに貼られている。

予選時を別の角度から見る、アッパーカウルは一体型ミラーではなく砲弾型ミラーに変更されている(これは決勝まで同じ)。

これも予選、リアウィングは通常の物に変更されている。

決勝のピーターソン車、フロントカウルカーナンバーは真っ直ぐに貼り直されている。メーターは角型、フロントエアインテークは最終的にブラックになる。(KK)

予選時のデパイユ車。このモナコからデパイユは新型ヘルメットを使用しており、予選時は開口部の狭いヘルメットを使用している。だが決勝では通常の開口部の広いヘルメットに戻された。

リアウィング翼端板のGOODYEARロゴが少し前に傾いている、停車場コーナーの画像を見るとそれほどではないので左側のみのようだ。

77年型フルカウル車を使用したカメラカー。スポンサーロゴ等はカメラ写りを考慮して反対になっている。風圧を直接うけ、いくらモナコとは言えデパイユも大変だっただろう。(KK)